異分野横断型プロジェクト

 大学は、新しい知の創造と次世代人材の育成に加え、近年では、イノベーションによる社会への直接的な貢献を期待されています。新しい知もイノベーションも、異質なものの出会いから生まれることが多く、従来の学部、研究科や大学の枠を超えた、異分野の出会い・融合を目指す研究・教育拠点が増えています。多くは政府の補助金を活用した時限付プロジェクトで、既存の組織の枠組みでは難しい、実験的な取り組みが行われています。

 このようなバーチャルな組織を効果的かつ効率的に運営する工夫のひとつとして、URAの配置があります。URAという名ではなくとも、URA的な役割はこれまでも存在しました。また、同じURAでも、プロジェクトによって果たす役割は様々です。一貫したミッションはマネジメント支援とサステイナブルな仕組みを作るための財産の継承ですが、URAとして独自の視点から付加価値を提供することも期待されています。また、全体を俯瞰して、積極的に連携や提案を行うことも期待されています。以下に、URAとして支援している拠点と、その中で果たしている役割を紹介します。

 

■文部科学省「博士課程教育リーディングプログラム」
「ライフイノベーションを先導するリーダー養成プログラム(GPLLI)」link
医・工・薬・理学系研究科が協働する部局横断型の博士課程学位プログラム
 プロジェクトの運営委員会、若手教員と事務から成る実務委員会、大学本部や各研究科の事務部門との連携促進と、会議設定、申請書・報告書の作成支援、調査・評価への対応等によるマネジメント支援、そして具体的なアクティビティの企画・運営による支援を行っています。企業出身という経歴を活かし、産業界との連携等による付加価値を意識しています。

 

■文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」

「若者と共存共栄する持続可能な健康長寿社会を目指す~Sustainable Life Care, Ageless Society COI拠点~(東京大学COI 自分で守る健康社会)」link

医・工・薬・理学系研究科、病院、企業、規制当局が連携する、革新的なオープンイノベーション創出のためのプラットフォーム

 多様なステークホルダーが切磋琢磨しながら成果を生み出す環境をつくるため、5名のURAが分担して支援活動を行っています。その中で、工学系を中心として、大学と企業のスケジュール調整やコミュニケーションの促進、会議録の作成、申請書・報告書のとりまとめ等を担当し、付加価値としては、日米企業での経験を活かし、新規プロジェクト候補の立ち上げ支援、英訳等を行っています。

 

 

過去に支援したプロジェクト

■文部科学省「グローバルCOEプログラム (Global Center of Excellence)」

「学融合に基づく医療システムイノベーション(CMSI)」link

医・工・薬融合領域におけるグローバルな人材育成プログラム

 予算管理、報告書の作成支援や、企業訪問先の開拓等を通してプロジェクトに貢献しました。

 

■文部科学省「卓越した大学院拠点形成支援補助金」

「学融合に基づく医療システムイノベーション」

グローバルCOEの基盤を活かした医・工・薬融合領域におけるグローバルな人材育成プログラム

 プロジェクトの申請支援や事務局の立ち上げ、アクティビティの企画、実行、マネジメント支援を通してプロジェクトに貢献しました。

 

■文部科学省「最先端研究開発支援プログラム(FIRST)」

「ナノバイオテクノロジーが先導する診断・治療イノベーション」link

 総会やシンポジウムの司会等を通じてプロジェクトに貢献しました。

 

 

 URAは、活動を通して大学の競争力アップに貢献することを期待されていますので、若手研究者のための科研費説明会等の支援活動も行っています。